いかは塩辛やお刺身、天ぷら、煮物と、レパートリーが豊富で、子どもから大人まで人気のある食材です。
また、種類も豊富で世界で450種類、日本だけでも100種類以上いると言われ、一年中、おいしいいかを食べることができるのも魅力のひとつとされています。
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いか の旬
春から夏は「こういか」、夏から秋は「するめいか」、冬から春先は「やりいか」が旬を迎えます。
いか の栄養
たんぱく質が豊富で低脂肪、低カロリー食材です。また、タウリンが豊富に含まれています。
おいしい「いか」の選び方
「いか」は時間が経つほど白くなっていくため、全体的に透明感があり、目が黒々として澄んでいるものがよいとされています。
いか の調理のポイント
「いか」をおいしく食べるコツを知って、調理に活かしてみましょう。
いか の下ごしらえ
- いかは胴の中へ指をいれて胴体と内臓がつながっている部分をはがし、ゆっくり足を引き抜いて、内臓を引っ張り出す。
- 再度、胴の中に指を入れ、胴の内部についている軟骨を取り除く。さらに、胴に残っている内臓や汚れをこそげ出しておく。
- 胴からエンペラ(いかの耳、ヒレとも言う)、胴体の皮をはぐ。
- 足は目の下あたりに包丁を入れ、内臓を切り離し、くちばしも除く。
- 足の吸盤は、包丁の歯でしごき落とす。
いか の加熱時の注意点
いかは、身が薄く、長く加熱すると硬くなってしまうため、最後の仕上げにいかを加える程度に。
煮込み過ぎ、炒め過ぎに注意するとよいでしょう。
いか の保存方法
次に、いかの保存方法をご紹介します。
いか はそのまま
いかは、下処理して胴体、エンペラ、足と、部位ごとにラップで包み、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。
日持ちはしないため、早めに使い切ります。
いか の冷凍保存
いかは鮮度が落ちやすいため、すぐに使わない場合は冷凍しておきましょう。
下処理済みのいかを胴体、エンペラ、足と部位ごとに分け、水気を拭き取ったら一つ一つラップで包んで、冷凍用の保存袋へ。保存の目安は冷凍庫で1カ月程度です。
いか の解凍
凍ったまま炒め物や揚げ物など、幅広い料理に活用できます。
「いか」を子どもに食べさせられる時期の目安
いか は、噛む力が発達する3歳ごろからがよいと言われています。
「保存した食材」を幼児食に取り入れる場合
子どもに与える場合の保存の目安は、冷蔵で数日、冷凍で2週間以内が目安です。また、食べさせる前には、必ず再加熱してから与えます。
※子どもの発育・発達には個人差があります。
はじめて与える場合は、平日の医療機関が開いている時間帯がおすすめです。お子さんの様子をみながら食べさせてください。
まとめ
高たんぱく・低脂質ないかは、脂質を抑えながらたんぱく質を摂取したい方におすすめの食材です。
また、歯ごたえがあり、よく噛むことで、満腹中枢を刺激してくれるため、必要な量で満足感のある食事づくりに役立ちます。ぜひ、さまざまな料理にいかを取り入れて日々の食事を楽しんでみてください。