ご卒園おめでとうございます。
みなさんは、給食は美味しかったですか?
みなさんがいつも頑張って食べてくださって、私たちはもとても嬉しかったです。
また、私たちにお手紙を書いてくださったみなさん、ありがとうございました。お手紙は大切に読ませていただき、壁に飾っています。
小学校でも、いろんな給食が待っています。とても楽しみですね。
食べ物は元気のもとです。小学校に入学しても、野菜もお肉もお魚もご飯もしっかり食べましょう。そして、たくさん食べて、元気いっぱい大きくなりましょうね。
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卒園児の保護者の皆さまへ
ご卒園おめでとうございます。この素晴らしい春の季節、お子様が大きく成長され小学校へと進まれることに心よりお祝い申し上げます。
お子様たちの給食をおつくりする上で、私たちは常に、給食をとおしてお子様の成長を支えたいと心から願い、健康な未来を築くお手伝いをしたいという想いをもって、ひとつひとつ大切に手づくりで給食をつくって参りました。
カレーやハンバーグなど、こどもたちが大好きな献立がある一方で、ほうれん草のおひたしや酢の物など少し苦手なものも、こどもたちの味覚の成長を心から願いお出ししてきました。この私たちの考え方にご理解をいただき、こどもたちを応援してくださいました保護者の皆様や先生に 、心より御礼申し上げます。
さて、お子様たちがこれから新たなステージに進む中で、食事についてご心配とお考えの方もたくさんいらっしゃるかと思います。
そこで最後に、保護者の皆様からよくいただく「小学校の給食について」「間食・お菓子」についてのご質問にお答えしようと思います。
保護者の皆様からいただくご質問「小学校の給食」「間食・お菓子」について
好き嫌いが多く偏食がひどいです、小学校の給食がちゃんと食べられるか心配です
お子様の偏食に悩んでらっしゃる保護者の方はとても多いと思います。でも、どうぞ過度な心配はなさらないでください。
なぜなら好き嫌いは誰にでも少なからずあるものだからです。私たち大人にも多少の好き嫌いはあります。食体験が未熟なこどもたちにとって好き嫌いは当たり前のことです。成長に伴って少しずつ食べられるものの幅は広がっていきますので、どうぞ焦らず温かく見守ってあげてください。
一方で、苦手なものであっても「食べる機会」はつねに準備をしてあげてください。ぜひ食卓でご家族の皆さんが美味しく食べている姿を見せてあげてください。ある日突然その美味しさに気づくといったことはよくあることです。
これまで野菜をしっかり使った私たちの給食を食べてきたこどもたちにとっては、小学校給食も違和感なく食べられると思いますが、もし苦手なものがあっても学校では決して無理強いはしません。少しずつ食べられるようになりますので焦らず見守ってあげてください。
おやつはどんなものが良いでしょか?スナック菓子の食べすぎが心配です
小学校に入ると行動範囲が広がり、間食やお菓子を食べる機会が増えます。
お菓子もこどもたちにとっては楽しい時間を過ごすための「心の栄養」ですので、夜ご飯など食事に影響が無い範囲で楽しめるような声掛けをおすすめします。
スナック菓子のかわりに、リンゴやバナナ・みかん・ヨーグルト、おにぎりなど、簡単に食べられて栄養のあるおやつを選択肢として準備して差し上げてください。また、余裕がある時にはお子様と一緒におやつ作りをされてもよいかもしれません。
朝から食欲がなく、朝ごはんをいつも食べません
保護者の皆さまとしては、朝ごはんをしっかり食べて元気に登校して欲しいですよね。
また、朝から食欲がない場合、もしかしたら理由があるかもしれません。
もっとも大きな理由として考えられるのは「夜更かし」と「夜食」です。
夜遅くまで起きている、寝る直前に間食をしているといった場合、起床時間が遅くなり、食欲も食べる時間も無くなるというのは大人でもあることです。
できる限り早寝早起きを心掛けたいものですが、ご家族の帰宅時間の都合で、どうしても夜ご飯が遅くなったり、寝る時間が遅くなる場合は、どうぞ無理をせず食べられる範囲で口に入れるように心掛けてください。
おにぎり、バナナ、牛乳など、手軽に食べられるものから「朝ごはんを食べる習慣」をつけていきましょう。また、もともと小食だったり、朝ごはんをしっかり食べるとお腹の調子が悪くなるといった体質のお子様もいます。
「絶対に朝ごはんをしっかり食べないとダメ!」と思わずに、そこの子にあった内容と量を見つけてあげてください。
最後になりましたが、食事は豊な人生を歩む上で大切な要素です。健康だけでなく、なんでも美味しく食べられることは人生を豊かにします。
お子様が食事を楽しみ、そして新たな経験や出会いを通して大きく成長されることを心より祈念しております。
ご卒園おめでとうございます。