「海そう」の栄養について
「食物繊維」というと真っ先に思い浮かぶのは野菜ですが、意外に多いのが、「ひじき・わかめ・こんぶ」などの海そう類です。
独特の「ヌルヌル成分」。その正体は、水溶性の食物繊維です。
便通をよくして有害物質や余分なコレステロールなどを吸着して排せつするので、生活習慣病の予防に役立つことがわかってきています。
小皿一ぱいのひじき煮から摂れる食物繊維は、ほうれんそう約3株分。
味付けのり1袋では、だいこん50g分です。1品プラスしただけで食物繊維を補える優れもの。それが「海そう類」です。
お正月にも昆布(海草)は大活躍!
昆布は縁起のいい食材でもあり、「おせち料理」でも大活躍しています。
長生きを願った「えび」、豊作を願った「田づくり」などいろんな願いや縁起を担いだ料理が詰まっていましたね。
昆布(こぶ)巻」は「よろこぶ」にかけた縁起ものです。また、鏡餅にも昆布を飾ります。
昆布の古語は「広布(ひろめ)」。めでたいことを広めるという意味で、今でも祝儀の時には飾られます。結婚披露宴を「おひろめ」というのはこれが元とか。