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「あじ(鯵)」 の知っておきたい!栄養と調理・保存のコツ 【食育コラム】

「あじ(鯵)」は、日本海周辺を回遊する大衆魚。一年を通してスーパーで出回り、値段も手ごろなので家計の味方とされています。
また、真あじが一般的ですが、種類も多く、真あじのほか、室あじ、青あじ、丸あじ、しまあじなど、さまざまな種類のあじがいます。

「あじ(鯵)」 の知っておきたい!栄養と調理・保存のコツ 【食育コラム】
「あじ(鯵)」 の知っておきたい!栄養と調理・保存のコツ 【食育コラム】

あじ の旬

あじは年中出回っていますが、なかでもおいしいとされるのは、脂がのった初夏(5~7月)とされています。

あじ の栄養

あじは、たんぱく質をはじめ、ビタミンB群、カルシウム、カリウムなどが豊富に含まれています。また、青魚の中では脂質が少ない特徴がありますが、DHA・EPAも多く含まれているのが特徴です。

おいしい「あじ」の選び方

エラは鮮やかな紅色で、全体的にハリがあるものを選びましょう。また、目にくすみがないものがおすすめです。

あじ の調理のポイント

あじをおいしく食べるコツを知って、調理に活かしてみましょう。

あじ の下ごしらえ

生魚に共通して言えることですが、内臓がついたまま保存してしまうと痛みや臭みの原因になってしまいます。そのため、購入後はなるべく早めに内臓を取り除きましょう。

  1. うろこを取る
    包丁の刃を魚に対して垂直に当て、尾から頭へとこすりつけるようにしてうろこを取り除く(反対側も同様に行う)。
  2. ぜいごを取る
    包丁を寝かせて、ぜいごをそぎ取る(反対側も同様に行う)。
  3. 頭を切り落とす
    胸びれのつけ根あたりに包丁を入れ、頭を切り落とす。
  4. わた(内蔵)を取る
    包丁で尾びれの部分まで、浅く腹に切り目を入れ、腹を開いて内臓をかき出す。
  5. 二枚おろし、三枚おろしなどへ
    あじは流水で洗い、内臓や血合いなどを洗い流したら、お好みや料理によって二枚おろしや三枚おろしなどへ。

あじ の保存方法

次に、あじの保存方法をご紹介します。生魚は、鮮度が落ちやすいため、すぐに使わない場合は冷凍で保存するのがおすすめです。

あじ はそのまま

下処理済みのあじをよく洗い、水気を拭き取ったら一つ一つラップで包んで、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。

日持ちはしないため、早めに使い切ります。基本的には当日食べ切るようにします。

あじ の冷凍保存

下処理済みのあじをよく洗い、水気を拭き取ったら一つ一つラップで包んで、冷凍用の保存袋へ。

保存の目安は冷凍庫で1カ月程度です。

あじ の解凍

冷凍したあじを解凍するときは、冷蔵庫で自然解凍のほか、電子レンジで解凍や凍ったまま調理する方法があります。

解凍後は生のあじのように、煮物、揚げ物などに使えます。

「あじ」を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安

あじは、加熱をして、皮や骨を取り除き、粗くほぐしたものを離乳食後期(生後9~11カ月ごろ)から与えられます。

「保存した食材」を離乳食・幼児食に取り入れる場合

赤ちゃんは細菌に対して抵抗力が弱いため、冷蔵保存したものは当日、冷凍保存の場合で1週間を目安になるべく早めに使い切りましょう。
幼児の場合でも、冷蔵保存で数日、冷凍保存で2週間以内が目安です。また、食べさせる前には、必ず再加熱してから与えます。

※赤ちゃんの発育・発達には個人差があります。
はじめて与える場合は、平日の医療機関が開いている時間帯がおすすめです。お子さんの様子をみながら離乳食を進めてください。

食材を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安|保存した食材を離乳食・幼児食に取り入れる場合

まとめ

あじは「味が良い」ことからその名がついたと言われるほど、うま味が豊富に含まれています。
特に旬のものは刺身やたたきなどで食べると絶品です。

お好みでおろししょうがやみょうがなどを合わせて食べてみるとよいでしょう。

※保育園や幼稚園の給食では、食中毒予防の観点から、生魚はお出ししていません。ご家庭で食べる場合は体力がついた3歳ごろを目安にするとよいでしょう。

あじ(鯵)」を使ったレシピのご紹介

「あじの南蛮漬け」お母さんの味・昭和の和食レシピ