じゃがいもが日本へ伝来したのは江戸時代ごろ。オランダ人によって、インドネシアのジャカルタから持ち込まれたとされています。
名前もジャカルタから来たことに由来し、「ジャガタラいも」と呼ばれ、これがのちに「じゃがいも」になったと言われています。
index
「じゃがいも」の旬
4~6月、9~11月ごろ。
一年中出回っていますが春と秋の2回が旬です。
「じゃがいも」の栄養
じゃがいもはデンプンを主成分とし、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。なかでもビタミンCは、りんごの約5倍含むことから「畑のりんご」と言われることも。ビタミンCはデンプンで包まれているため、茹でた時や保存時に損失が少ないのも特徴です。
おいしい「じゃがいも」の選び方
じゃがいもは、表面がなめらかで傷がないもの、ふっくらしていて丸いものを選びましょう。また、芽がでているもの、芽や皮が緑色になっているものは避けます。
「じゃがいも」の調理のポイント
じゃがいもをおいしく食べるコツを知って、調理に活かしてみましょう。
- 芽を取り除く
緑色に変色している皮や芽の部分は、「ソラニン」という毒素が含まれているので、取り除いてから使用します。 - 水にさらす
じゃがいもの切り口は空気に触れると変色するため、すぐに水に浸けましょう。この時、長く浸け過ぎてしまうと、水溶性の栄養素が溶け出てしまうため、さっとさらす程度にすることがポイントです。
※水にさらさず調理する場合もあります。 - 加熱
皮付きのまま加熱すると、風味がよくなり、栄養価も高まります。特に皮がやわらかく食べやすい新じゃがいもは、丸ごと食べるのがおすすめです。
品種による食べ方
品種によって食べ方を変えると、よりじゃがいものおいしさを楽しめます。ここで、じゃがいもの代表的な品種である「男爵」と「メークイン」の食べ方をお伝えします。
- 男爵
ホクホクとした食感が特徴です。煮崩れしやすいため、つぶして使う料理に向いています。
(料理例)コロッケ、ポテトサラダなど、 - メークイン
ねっとりとした食感が特徴です。煮崩れしにくいため、煮込み料理に適しています。
(料理例)カレーやシチュー、肉じゃが、炒め物など
じゃがいもの保存方法
次に、じゃがいもの保存方法のご紹介です。
じゃがいもを1~2つずつ、新聞紙に包んで、日の当たらない風通しの良い場所で保存してください。
保存時の注意
- じゃがいもは低温が苦手なため、冷蔵庫に入れるのは避けましょう。
- 加熱後の保存は向かないため、早めに食べ切ってください。
- 日光や蛍光灯の光に当たると、発芽しやすくなります。また、皮や芽が緑色に変色しやすくなるので注意しましょう。
※自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ジャガイモ
まとめ
じゃがいもは、煮物、蒸し物、炒め物と、幅広く使える万能野菜です。ぜひ、いろいろな調理法を楽しんでください。