長ねぎは、中国原産とされ、日本へは8世紀ごろに朝鮮半島を経由して伝わったとされます。 ねぎの緑色の部分は、日光にさらされ、白い部分は、土の中で成長した部分です。
どちらも茎ではなく、葉ということをご存じでしたでしょうか。 茎の部分は、下にある根っこの方にあるごく短い一部分だけです。
幼稚園・保育園の子どもたちには、甘味がある白い部分を中心に給食で提供しています。
index
長ねぎ の旬
通年流通していますが、長ねぎの旬は、11~2月ごろ。 晩秋から春先ごろに甘味のあるねぎが味わえます。
長ねぎ の栄養
長ねぎの白い部分にはビタミンC、緑の部分には、β-カロテン、ビタミンCなどが豊富に含まれています。香り成分には、ビタミンB1の吸収を促す働きがあるアリシンを含みます。
おいしい「長ねぎ」の選び方
青い部分が鮮やかな緑色で、白い部分の太さが均一なものを。また、真っすぐに伸びているものが良品です。
長ねぎ の調理のポイント
ここで保育園・幼稚園の子どもたちが「長ねぎ」を美味しく食べられるように調理のコツについてお伝えします。給食やご家庭で活かしてみましょう。
長ねぎは、緑の部分は辛く、根本に近い部分には甘味があります。
- 青い部分
うどんやそばなどの薬味に向いています。 - 白い部分
スープや炒め物、焼きねぎなどにおすすめです。
長ねぎ の保存方法
次に、長ねぎの保存方法をご紹介します。
長ねぎ の常温保存
泥付きねぎであれば、新聞紙に包んで風通しの良い冷暗所で保存をし、1カ月程度を目安に使い切りましょう。
長ねぎ の冷蔵保存
長ねぎは、根本を切り落とし、緑の部分と白い部分に分け、保存袋へ。冷蔵庫に入れる際は、野菜室で立てた状態で保存します。保存の目安は1週間程度です。
長ねぎ の冷凍保存
長ねぎは緑の部分と白い部分を分け、小口切りや斜め切りなどにします。次に、使いやすい量をラップで包み、冷凍用の保存袋へ。保存の目安は1カ月程度です。
長ねぎ の解凍方法
凍ったまま汁物や炒め物などへ。冷凍ものは、火の通りがよく、味が染みやすくなっています。
「長ねぎ」を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安
長ねぎは、香りが強い野菜なので、与える場合は離乳食後期(9~11カ月ごろ)から少量を細かく刻んで加熱してからあげましょう。
「保存した食材」を離乳食・幼児食に取り入れる場合
赤ちゃんは細菌に対して抵抗力が弱いため、冷蔵保存したものは当日、冷凍保存の場合で1週間を目安になるべく早めに使い切りましょう。
幼児の場合でも、冷蔵保存で数日、冷凍保存で2週間以内が目安です。また、食べさせる前には、必ず再加熱してから与えます。
まとめ
長ねぎは、古くなると香りが飛んでしまうので、早めに食べ切りましょう。
食べ切れない場合は、冷凍用の保存袋の長さに合わせて切り、長いまま冷凍保存しておくのがおすすめです。
香りが損失しにくく、美味しさが長持ちします。