たらは、漢字で「鱈」と書き、その名の通り冬が旬の魚です。代表的な種類にはスケトウダラやマダラがありますが、一般的にたらといったら「マダラ(真鱈)」を指します。
あっさりとした味わいが特徴で、鍋料理や西京焼きなど、さまざまな料理に利用されます。また、保育園や幼稚園の給食では、煮付けや蒸し物などで提供することもあります。
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たら の旬
たらの旬は、12~2月頃とされています。
たら の栄養
たらは、たんぱく質をはじめ、ビタミンB12、ビタミンDなどが含まれています。
おいしい「たら」の選び方
たらの切り身を選ぶ際には、身にはりがあり透明感があるもの、少しピンクがかかったものを選びましょう。また、パックに水気がたまっていないものを選ぶことも重要です。
たら の調理のポイント
ここで保育園・幼稚園の子どもたちが「たら」を美味しく食べられるように調理のコツについてお伝えします。給食やご家庭で活かしてみましょう。
下処理として「臭み」を取り除いておくことで、料理が一段と美味しく仕上がります。
臭み取り
- 塩を振る
水分をキッチンペーパーで拭き取り、たらに塩をふります。ラップをかけて冷蔵庫で10~15分ほどたったら、塩によって出た水分を拭き取ります。
たら の保存方法
次に、たらの保存方法をご紹介します。
冷蔵保存
たらは水気を拭き取り、一切れずつラップで包んで保存袋に入れ、冷蔵庫へ。たらは日持ちがしないため、早めに消費しましょう。通常は当日中に使い切ることが基本です。
冷凍保存
たらは水気を拭き取り、一切れずつラップで包んで、冷凍用の保存袋へ。保存の目安は冷凍庫で、1カ月程度です。
解凍について
たらを解凍する方法にはいくつかありますが、冷蔵庫での自然解凍や電子レンジを使う方法があります。解凍後は、煮物や鍋物などの料理に利用することができます。
「たら」を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安
たらは白身魚で、アレルギーを起こしやすいとされるため初期避けましょう。中期以降もアレルギーに注意をして様子をみて与えるようにしてください。加熱してほぐしてから与えましょう。
保存した食材を離乳食・幼児食に取り入れる場合
赤ちゃんは細菌に対して抵抗力が弱いため、冷蔵保存したものは当日、冷凍保存の場合で1週間を目安になるべく早めに使い切りましょう。幼児の場合でも、冷蔵保存で数日、冷凍保存で2週間以内が目安です。また、食べさせる前には、必ず再加熱してから与えます。
※赤ちゃんの発育・発達には個人差があります。
はじめて与える場合は、平日の医療機関が開いている時間帯がおすすめです。お子さんの様子をみながら、少量から離乳食を進めてください。
こどもに話したい「たら」の話 ~スーパーで「たら」の卵が売っているって、知ってる?~
実はスーパーで売ってる「たらこ」。「たら」の卵だということをご存知でしたか?「たらこ」は日本語で「タラの子」という意味なんだそうです。
ちなみに、一般に「たらこ」として売られているものは、スケトウダラの卵巣を塩蔵したものです。
まとめ
たらは脂質が少なく、あっさりとした味わいが特徴で、鍋物や蒸し焼き、西京焼きなどで美味しく食べられます。
また、脂質が控えめなので、離乳食にもおすすめです。赤ちゃんの様子を見ながらアレルギーに注意をして中期または後期からの離乳食に取り入れると良いでしょう。