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「みょうが(茗荷)」の知っておきたい!栄養と調理・保存のコツ【食育コラム】

みょうがは、中国原産の多年草であり、日本でも古くから親しまれている野菜です。 三世紀ころに中国で書かれた書物『「魏志」倭人伝(「ぎし」わじんでん)』にもその名が記されています。
普段、私たちが食べているのは、地下茎から出る若いつぼみ(花穂)で、「花みょうが」とも呼ばれています。

「みょうが(茗荷)」の知っておきたい!栄養と調理・保存のコツ【食育コラム】

みょうが の旬

みょうがは通年手に入りますが、夏(6~8月)と秋(8~10月)が旬です。
収穫時期に合わせて「夏みょうが」、「秋みょうが」と呼ばれています。

みょうが の栄養

みょうがには、マグネシウム、カリウム、ビタミンEなどが含まれています。

おいしい「みょうが」の選び方

みょうがは、身がしまっていて表面の赤味がよいもの、丸みがあるものを選びましょう。

みょうが の調理のポイント

ここで保育園・幼稚園の子どもたちが「みょうが」を美味しく食べられるように調理のコツについてお伝えします。給食やご家庭で活かしてみましょう。

みょうが の下処理/アク抜き

みょうがはアクが含まれているため、調理前に短時間のアク抜きを行うことがおすすめです。ただし、長時間のアク抜きは香りを損なう可能性があるため、食べる直前に行うのがベストです。

みょうが の保存方法

次に、みょうがの保存方法をご紹介します。

冷蔵保存

保存容器にみょうが(丸ごと)とかぶるくらいの水を入れ、野菜室へ。3日に1回ほど水を交換し、保存の目安は約2週間です。

冷凍保存

みょうがは、丸ごと冷凍する場合は、水気をクッキングペーパーなどでしっかり拭いて、冷凍用の保存袋へ。保存の目安は1カ月程度です。

解凍について

凍ったまま、薄切りやみじん切りにして汁物や薬味に活用できます。切りづらい場合は、室温に5分ほどおいておくと切りやすくなります。

「 みょうが」を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安

みょうがは刺激が強い野菜であるため、与える際は消化器官がしっかりしてきた幼児期後半(3〜6歳)を目安にし、加熱したものを少量から始めるのがよいとされています。

また、加熱調理することで香りが和らぎ、食べやすくなります。

保存した食材を離乳食・幼児食に取り入れる場合

幼児の場合、冷蔵保存で数日、冷凍保存で2週間以内が目安です。また、食べさせる前には、必ず再加熱してから与えます。

※子どもの発育・発達には個人差があります。
はじめて与える場合は、平日の医療機関が開いている時間帯がおすすめです。

食材を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安|保存した食材を離乳食・幼児食に取り入れる場合

まとめ

みょうがは汁物の具材や刻んで薬味として使える万能な野菜です。

風味が豊かで、様々な料理にアクセントを加えることができます。特に夏にはさっぱりとした味わいで、暑さを乗り切る料理にぴったりです。みょうがを活用して、爽やかな料理を楽しんでみましょう。

「みょうが(茗荷)」を使ったレシピのご紹介

「みょうがの甘酢漬け」お母さんの味・昭和の和食レシピ