塩茹でやベーコン巻きなどの料理に取り入れることで食卓の彩りを豊かにする「アスパラガス」。
日本では江戸時代に観賞用として導入され、食用として普及したのは明治時代ごろとされています。
また、保育園や幼稚園の給食では、アスパラガスはごま和えやスープなどに使うことがあります。
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アスパラガスの旬
アスパラガスの旬は、4月から6月の春から夏にかけてです。
アスパラガスの栄養
アスパラガスにはβ-カロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンE、そしてアスパラギン酸などが含まれています。
アスパラギン酸は、エネルギー代謝に関与するアミノ酸の一種です。
おいしい「アスパラガス」の選び方
全体的に鮮やかな緑色で、太さが均一なもの、また穂先がピンとして穂先がしまっているものを選びましょう。
アスパラガスの調理のポイント
ここで保育園・幼稚園の子どもたちが「アスパラガス」を美味しく食べられるように調理のコツについてお伝えします。給食やご家庭で活かしてみましょう。
アスパラガスの下ごしらえ
アスパラガスの根元には硬い部分があり、これを取り除くことで食感が向上し、調理時の火の通りも良くなります。
- 方法1:手で折る
茎の下部を持ち、ポキッと折ることで柔らかい部分が残ります。 - 方法2:ピーラーで剥く
茎が太い場合は、ピーラーを使って茎の皮を剥くことで硬い皮部分を取り除くことができます。
アスパラガスの保存方法
次に、アスパラガスの保存方法をご紹介します。
冷蔵保存
アスパラガスは、まとめて保存用の袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れます。保存の目安は1週間程度です。
冷凍保存
下ごしらえをしたら、数本まとめてラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫へ。保存の目安は1カ月程度です。
解凍について
凍ったまま食べやすい長さに切り、加熱調理に活用します。
「アスパラガス」を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安
アスパラガスは離乳食初期(5、6か月ごろ)から利用できる野菜です。与える際には、穂先を切り落とし、茎部分のみを使用します。皮をむき、柔らかく茹で、すりつぶしてお湯でペースト状にしてから与えると良いでしょう。
保存した食材を離乳食・幼児食に取り入れる場合
赤ちゃんは細菌に対して抵抗力が弱いため、冷蔵保存したものは当日、冷凍保存の場合で1週間を目安になるべく早めに使い切りましょう。幼児の場合でも、冷蔵保存で数日、冷凍保存で2週間以内が目安です。また、食べさせる前には、必ず再加熱してから与えます。
※赤ちゃんの発育・発達には個人差があります。
はじめて与える場合は、平日の医療機関が開いている時間帯がおすすめです。お子さんの様子をみながら、少量から離乳食を進めてください。
子どもに話したい「アスパラガス」の話 ~どうしてアスパラガスと言われるようになったの!?~
アスパラガスの名前は、ギリシャ語で「新芽」を意味する「アスパラゴス」に由来しています。アスパラガスは成長すると硬くて食べられず、新芽を食用とする食べ物であることによって、その名前が付けられたようです。
まとめ
アスパラガスは一般的に緑色のグリーンアスパラガスがよく見られますが、白いホワイトアスパラや紫色のアスパラガスも流通しています。
ぜひ、お子さんと一緒にスーパーや八百屋さんで探して、それぞれの味や食感を比べてみるのもおすすめです。